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ショパン「革命」「大洋」共通和声

今回は、以前(11月5日)出ていた宿題の解答。

<研究課題 1>

ショパン「革命」(作品10-12)15~16小節目
     「大洋」(作品25-12)8小節目
この2曲(指定小節)のコード進行を比べてみよう。

<マヤの音楽成長日記> 08.11.23日

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テル先生のショパン「革命」「大洋」研究講座

♪「革命」(作品10-12)15~16小節目

この2小節をコード・ネームで書くと、

| G(Bass B) / Gdim(Bass B♭)|

| F(Bass A) / Fm(Bass A♭) |

この2小節は、大きく考えれば「G7」になる。

いや、もっと広く見て、次の2小節も含めて
15~18小節目までが「G7」(ドミナント)。
19小節目「Cm」(トニック)に戻るためのコード。

その「G7」の中で低音を半音階で経過的に

「シ→♭シ→ラ→♭ラ→ソ」として、

各音の上にコードを付けると上記のコード進行。

一つ一つのコードを見ていこう。

♪~「G(Bass B)」~

「G」の第1転回型。
右手の「ラ=9」に注目。

♪~「 Gdim(Bass B♭)」~

「B♭dim」と書いてもいいけれど、
減5度音の「F♭=E音」がないので上記にした。

コードの意味は、次の小節「F」に行くための
C7(♭9)=「ド、ミ、ソ、♭シ、♭レ」の上の3音。
「ソ、♭シ、♭レ」=「5、♭7、♭9」と考えられる。

♪~「F(Bass A)」~ 

「F」の第1転回型

♪~「Fm(Bass A♭)」~

「Fm」の第1転回型

この2つのコードは、17小節目「C(Bass G)」
一瞬「C」メジャー・キーに一時的転調と考えると
「F」(S)、「Fm」(Sm)とも考えられる。

♪「大洋」(作品25-12)8小節目

「キーCm」のトニック音(C=ド)の上で
「G7」(ドミナント)が乗っていると考える。

それを例によって細分化した結果が~

| G Gdim F Fdim |

「革命」との違いは最後のコードが
「Fm」ではなく「Fdim」になっていること。

この「Fdim」は、
G7(♭9)=「ソ、シ、レ、ファ、♭ラ」のルート省略
「Bdim」の転回型であるということはわかるかな?

この小節全体は「G7」だけれど半音階的用法で
「レ→♭レ→ド→シ」と、短3度下の
「シ→♭シ→ラ→♭ラ」

この短3度音程の下行の流れが大切なんだね。

「レ、シ」→「♭レ、♭シ」→「ド、ラ」→「シ、♭ラ」

それにしても「革命」と「大洋」の今回のコード進行、
ものすごく似ているよね。

「他の曲でも使われているのかな?」

引き続き、今後の研究課題にしよう。

もし発見したら報告してね!

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「<ランキング>の応援いつもありがとうございます」

「右上3ヵ所、1日1回、よろしくお願いしますね」(マヤより)

theme : ピアノ
genre : 音楽

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プロフィール

テル先生

Author:テル先生
 教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ・VOL.1~4」(音楽之友社)など多数(現在絶版)。
 CD「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)など多数(現在廃盤)。
 両方ともネット上で高値で取引されている。(うそ!きっと安いよ。悲しいなあ)。
 現在は東京、京都にて、ピアノの先生方やプロ・ピアニスト達に即興演奏、ジャズ理論、ジャズピアノを教えている。

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